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兄の死①


僕は4人兄弟の末っ子です。

2年前の今日、僕の1番上の兄が交通事故で他界しました。

兄は32歳で神戸に住んでいました。


事故の原因は、相手の前方不注意でした。


その日、僕は銀行の仕事を終えて家でゆっくりしていました。

22時頃に泣きじゃくる母から電話があり、「兄ちゃんが交通事故にあった」という事を伝えられました。

とりあえず実家に行き、落ち着かない父と母に状況を聞くと「バイクに乗っていて車に跳ねられた」という事しか分かりませんでした。

兄の容態も、神戸で何が起こっているのかも把握できずにとりあえず荷物をまとめ、神戸に行く準備をしました。


次の日まで待って新幹線で行くか、今すぐ車で出るか…

父も母もいてもたってもいられない状況だったのですぐに車に乗せて神戸に向かい、翌日11時頃に神戸に着きました。

車の中は重たい空気で、父と母は「大丈夫やわ」と強がりながらも不安を隠せていませんでした。


病院に着くと兄の奥さん(僕の義姉)が駐車場で待っていて、父と母に向かって「お父さん、お母さんすみません…」と大泣きしながら泣き崩れました。


僕はその瞬間に全てを悟りました。


集中治療室に入ると、顔を腫らした兄が寝ていました。

看護師さんの話では、脳が内出血しておりどうしようもないとの事。

車に足を挟まれて複雑骨折して血が止まらない…

身体を投げ出され、頭から落下していたそうです。


何も手の施しようが無く、ただ脈が止まるのを待つだけでした。


そして7時間後、兄は他界しました。


今でもその時の事を思い出すと胸がウ〜ッとなります。

神戸の事故現場に行くと、今でも血痕が残っています。

 

そして、僕の中で色々な事が変化したのです…


続く…



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